大分前の話ですが、静岡の熱川バナナワニ園に行ってきました。
熱川バナナワニ園は名前の通りバナナが繁り、ワニがいる、なんならレッサーパンダとかフラミンゴとかもいる、動植物園といった感じの場所です。しかしそれらはこの場所の魅力のほんの一部……。実は熱帯系の植物がいくつもの温室でみっしりと栽培されており、この画像のような風景が多様かつ大量に展開されているのです。
温室また温室
バナナワニ園はワニ園・植物園・分園で構成されていて、植物園だけで8つほど温室があります。観葉植物メインとか花がメインとか違いが色々あり、温室ごとの違いを楽しみながら渡り歩く感じです。熱川と言えば温泉も有名ですが、熱川バナナワニ園では温泉をパイプに通すことで温室を暖めています。冬に行ったのですが、温室内は割と暑かったです。夏に行ったら暑さと日射がきつかったかもしれません。
咲き繁る熱帯植物たち
普段はお目にかかれない、不思議な色形の熱帯植物たちが出迎えてくれます。ハイビスカスがぽんぽん咲いていて、名前を知っていたのはそれくらいでした。
熱帯性スイレンと空間への美意識
すごい大きさのプールに、多種多様な熱帯性スイレンが植えてありました。仕切りごとに違う品種が植わっています。見たことのないものばかりで圧巻でした。しかも普通はスイレンだけで十分だと思うところに、通路の片側は鉢植えをずらっと並べ、もう片側は壁面いっぱいに緑の何かが植わっています。空間を植物で埋め尽くさんとする美意識が感じられます。
熱帯植物の小路
植物に満ちた温室を歩くというのは、贅沢な体験でした。
オオオニバスのドーム温室
小さな子どもくらいなら乗れるという大きなハスが植わった池です。ドーム型の天井が池に写りこんでいて綺麗でした。外の風景が植物に遮られていて余計なものが見えないのも、この空間を引き立てていて良かったです。
とにかく空間は植物で飾るというサービス精神
ここは温室と温室の間の通路ですが、たくさん植物が飾ってありました。ここに限らず、いろんな隙間空間に植物が飾ってありました。空間は植物で埋めるというサービス精神を感じさせてくれます。
オブジェ群
正月に行ったのですが、葉牡丹製の正月飾りがありました。これもなかなかお目にかかれない物といっていいと思います。あとは陶器製の像とかがちょくちょくありました。
まとめ
バナナワニ園についての前知識なしで行ってみたら、植物園がすごく良くてびっくりしました。園名に「熱帯植物」とかそういうワードを入れておいてほしいです。熱川は温泉があるので、涼しい時期に小旅行で行くといいかもしれません。